はじめに
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【はじめに】

 このホームページは、私自身の農業簿記(記帳)のために忘れないように、間違いの無いように備忘録として作成しました。我流の部分もあるかもしれません。すべて正しいという自身もありません。ましては人に教える目的のものでもありません。

 この辺をご理解の上、訪問された皆様からこのページをご利用ください。しかしながら作成には全知全能を注入しております。何か指摘の点がありましたらどしどしメールをいただきたいと思います。

【簿記ってなあに】

 「なぜ簿記と呼ぶのか?」というと、実は「帳簿記入」という言葉の略語なんです。 お金等のやり取り(取引)は、記録しますよね。その時に記録するものを「帳簿」と呼び、そしてその帳簿に取引を「記入」します。
個人の農家でも、いろいろな得意先や仕入先と現金で商品を売買したり、ツケで商品を売買したりします。この時に現金をいくら払って手許にどの位現金が残っているか?またツケがいくら残っているかを記録します。

「どうして記録をするのか」と考えた事がありますか? それでは、仮に記録しない場合を想定してみましょう。 例えば財布の中身を見て5万円あったとします。はたして本当に自分が自由に使えるお金なのでしょうか?

 そんな事を考えずに「今日はお金があるから派手に遣おう」と思い、遣ってしまったら大変です。本当はたくさんの借金があるのに気付かず遣ってしまったら、借金が返せず自己破産となってしまいます。

 では、お金の管理をしっかりと行うために、どの様な方法によって財産や借金の金額を把握するるのかというと、「家計簿やおこづかい帳をつける」という方法があります。

 家計簿やおこづかい帳とは、お金が入ってきたり出ていったりした時に、その金額を 記録するものです。給料を貰う時や、おこづかいを貰う時などがお金の入ってくる時(収入)となり、買い物の代金支払いなどお金の出ていく時(支出)となり、それぞれを記録していきます。

 例として「今現在現金が1万円あり、給料日まであと10日あります。さて、10日後まで にいくら必要でしょうか?」と考えた時、以前記録していた家計簿の記録から、食料費等としていくら必要となり、10日後にはいくら残るだろう?というシミュレーションが出来ます。その時に、1万円で足りないと思ったら借金をするでしょうし、1万円で足りると思ったら、残りは自由に使えるわけです。その為に日々の取引の記録が行われていなければ、金額を把握する事は困難になります。

上記の例は、農業経営に至っても同様です。農業も「儲けを出す事」が目的となっています。 儲けを出す事とは、手許に残る金額を増やす事です。単純に「収入が増えればいい」と考えるかもしれませんが、もし収入が増えない場合には、どの様にすれば良いでしょうか?

 答えは簡単。支出を減らせばいいのです。 その時に、「どの支出を減らすのが効率的なのか?」を考える時に帳簿という過去の記録を 基に方針・戦略を考えていきます。

 つまり、儲けを出すために販売活動に力を注ぐことは勿論ですが、さらに支出を抑えるための努力もしていきます。ですから経営者というのは将来を見据えて、販売・経営戦略を立てなければなりません。その戦略を立てるデータとして、過去の実績を知る必要があります。そして、過去の実績を表すもの(取引等の記録をしたもの)は、簿記によってわかってきます。



since 2002.4.1

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