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| 植物性油脂洗浄剤 | ||||||||||||||||||||||
| 本商品は海上流出事故を目的に開発したもので、主な成分として、ヤシ油脂脂肪酸と非イオン系海面活性剤を使用しており、環境に大変やさしい植物性の油脂洗浄剤となっています。安全と無公害をモットーにした濃縮タイプの洗剤で、フロンやトリクロロエタンの代替品として、サニタリーの分野でも幅広く使用できる新しいタイプの二次汚染防止剤として、皆様のお役に立てることと思います。 | ||||||||||||||||||||||
| はじめに | ||||||||||||||||||||||
| この油脂洗剤は、全て強い洗浄力に併せて、油分を可溶な分子レベルまで分解するため、油紋を生じたり、付着したり、ヘドロ化する二次公害を一切起こさず、極めて低い毒性のため生物に影響を与えないという「環境へのやさしさ」と肌にやさしく手指荒れなどを起こさない「人間へのやさしさ」の二つの大きな特徴を備えております。 | ||||||||||||||||||||||
| 油脂洗剤としての特徴 | ||||||||||||||||||||||
| あらゆる汚染油脂を水溶化し、強力に除去します。しかも廃液中で油脂の再結合が起こらず、油分の浮上、周囲への付着、河川や海底への沈下などを起こしません。石油系の汚染洗浄に使用すれば、汚れと共に引火性の危険も除去します。泡立ちも最小限に抑えているため泡公害も起こしません。 | ||||||||||||||||||||||
| ■有害物質を全く含有せず、極めて低い毒性のため水産資源に悪影響を与えません。 ■通常の場合は水で希釈して使用します。希釈には軟水・硬水・海水のいずれも可能で、どれを使っても洗浄力に変化がありません。 ■天然植物性脂肪酸を基材として使用、肌にやさしく手指荒れを起こしません。（中性です！） ■不燃性で無臭透明の液体洗浄剤です。従って非危険物扱いで運搬・保管にも心配がいりません。 ■酸やアルカリに安定しどの様な溶剤とも混合使用可能です。 |
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| 油脂洗浄の特徴 | ||||||||||||||||||||||
| 油脂洗浄は、天然脂肪酸あるいは合成活性剤の海面活性化作用により、油を小さな玉状にして水の中に溶かし込みます。しかしこの洗浄剤では、他の洗浄剤と比べてこの油の玉が極めて小さな粒子となって、水の分子間に入り込んだ形となるのが特徴です。このため洗浄力が強力で、且つ油分が再結合することもなく安定して溶けた状態を保ちます。一般の洗剤や油脂処理剤では油の粒子が大きいため、一旦溶け込んだ油もしばらくすると再結合を開始して油紋が水面に浮上したり、あるいは油分が付着、沈殿する現象を起こします。 | ||||||||||||||||||||||
| 生分解度100% | ||||||||||||||||||||||
| 自然界に流出した植物油、鉱物油はいずれも最終的には微生物により分解されて（これを生分解という）無公害なものに変化します。汚染の除去はこうして最終的に自然の恵みに頼っています。ところが、重油などによる海洋汚染では、海底に沈下したり海岸に付着した油の塊が完全に分解されるまで何年間という長い時間を要するため、大きな問題を巻き起こすことになります。この製品を使用すると、油脂が分子レベルまで小さな玉になって水の中に溶け込みます。この段階では油の溶けた水を触ってもサラサラした状態で油固有のべとつきはなく、河川や海洋に流れ込んでもその状態を保ったまま拡散していきます。油脂が微細な玉になっていくことは、即ち微生物処理が進行して環境への影響を取り除いていきます。 | ||||||||||||||||||||||
| 使用用途 | ||||||||||||||||||||||
| 工業分野・・・フロン、トリクロ代替洗浄、脱脂、レンズ・ガラス洗浄、金属系洗浄等 食品分野・・・加工場洗浄、グリストラップ洗浄、機器食器洗浄、作業服洗浄等 流出油処理・・・海上洗浄、タンカー船倉洗浄、原油残留物処理、船舶洗浄等 |
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| 使用方法 | ||||||||||||||||||||||
| 1.水（またはお湯）で希釈します。 2.本剤1に対して水5〜10倍で希釈し充分撹拌した後にご使用ください。 3.撹拌は油処理に対して絶対条件ですので希釈倍率同様にご注意ください。 注）油の濃度により希釈倍率を加減して下さい。 |
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