物質の三態と熱運動(4)

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答え合わせ

問題1(教科書p123 問4)
0の氷 2.0×10gを、すべて0の水に変えるために必要な熱量は何Jか。ただし、水の融解熱を 3.3×10J/gとする。

<解答>
水の融解熱が 3.3×10J/gだから、求める熱量( とおきます)は、

 = 2.0×10 × 3.3×10
6.6×10



問題2(問題集p81 問題170)
温度 −20の氷に、時刻0から毎秒 60Jの熱量を加え始めた。やがて、氷は水になり、水の温度が 40になったところで加熱を止めた。図は、この間の氷、または水の温度変化を示している。氷、水から熱は逃げないものとし、水の比熱を 4.2J/(g・K)とする。



<解答>
(1) 氷の質量はいくらか。

 氷が溶けて水になりますので、水の質量を求めます。
 グラフの@の部分から、水の温度が、(453−313)秒=140秒 で40上昇していることがわかります。

 この間に水に加えた熱量は、140秒の間、毎秒 60Jだから、

  =60×140 J

 このホームページの「30 熱と温度」でたくさん練習した比熱の式
 (公式) から、

  60×140=×4.2×40

  

  答え 
50g


(2) 氷の比熱は温度によらず一定であるとして、その値はいくらか。

 氷の比熱をとします。

 グラフのの部分で考えます。
 時間0〜35秒で氷に与えた熱量は、

  =60×35 J

  (公式) から、

  60×35=50××20

  

  答え  
2.1 J/(g・K)


(3) 0、1gの氷が、すべて水になるまでに必要な熱量はいくらか。

 グラフのの部分で考えます。この間の時間は(313−35)=278秒です。
 この間に加えた熱量が、50gの氷をすべて水にするために必要だから、氷1gでは、

  

  答え  
3.3×10

 (氷の融解熱を求めよ という問題なら、 3.3×10 J/g)




今回はこれでおしまい。

  これは、兄弟姉妹…

  わかるかな〜?




  
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