物質の三態と熱運動(1)

 ホームページへ 次へ 

  教科書p122〜123
   
物質の三態 (教科書p122)

物体の構成粒子(原子や分子)には、互いに結びつくような力があります。(化学で詳しく学びます)

温度が低く、熱運動が穏やかな場合には、粒子が互いに結びつき、定まった位置で熱運動(振動)をしています。これが、固体の状態です。
固体に熱を加えて熱運動が激しくなってくると、粒子の結びつきが部分的にはなれてしまいます。これが、液体の状態です。
液体に、さらに熱を加えて熱運動を激しくすると、粒子の結びつきが全部はなれてバラバラな状態になります。これが、気体の状態です。(図の





以上のことから、例えば、固体は形が決まっています。液体は形が変化できます。気体は、体積がうんと大きくなることがわかります。

このように、物体を構成する物質には3つの状態があり、「物質の三態」といいます。

固体、液体、気体に状態が移り変わることを、上の図のような名称で呼びます。(図の 他の名称で呼ぶこともあります)
また、固体から液体の状態を経ずに気体に変化する(逆の変化もある)場合もあります。
例えば、固体のドライアイスが液体の状態を経ずに気体の二酸化炭素になる等です。(図の


  
 → 潜熱 へ 
   
 ホームページへ 次へ