力学的エネルギーと保存力(3)

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答え合わせ

教科書p106 例題17

   なめらかな水平面上で、ばね定数 50N/mの軽いばねの一端を壁に固定し、他端に質量 0.50kgの物体をつなぐ。ばねの伸びが 0.20mになるまで物体を引いて、静かにはなした。
(1) ばねが自然の長さになったとき、物体の速さ〔m/s〕はいくらか。
(2) ばねの縮みが 0.10mになったとき、物体の速さ〔m/s〕はいくらか。





 図のように、初めの位置、(1)の位置、(2)の位置をそれぞれA点、B点、C点とします。
 B点、C点での小球の速さをそれぞれ、〔m/s〕、〔m/s〕とします。

 各点での力学的エネルギーの表を書きますが、水平面上の運動なので、重力による位置エネルギーは変化しないため、その列は省きます。



(1) ばねが自然の長さになったときの物体の速さは、A点とB点の力学的エネルギー保存より



  = 4.0

 
2.0 m/s


(2) ばねの縮みが 0.10m になったときの物体の速さは、A点とC点の力学的エネルギー保存より



全体を4倍して
  + 1.0 = 4.0
 
  = 3.0

  =1.73

 
1.7 m/s


  
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