空気抵抗(2)

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空気抵抗を受けて落下する場合の運動方程式

質量〔kg〕の物体が初速度 0 m/sで落下しはじめ、空気抵抗を受けながら落下する場合を考えます。

鉛直下向きを正の向きとして、物体の加速度を〔m/s〕、空気抵抗の大きさを〔N〕とします。
重力加速度の大きさを〔m/s〕とします。


落ちはじめ
 初速度 0 なので、落ちはじめは空気抵抗はありません。
 よって、加速度で加速し始めます。

途中
 空気抵抗が生じますので、加速度は小さくなります。
 上の図のような状況で運動方程式をかくと、

  ……教科書p85(56)式

 となります。

 このときの加速度は、



 となるので、空気抵抗がある分、加速度は小さくなります。

終端速度
 空気抵抗の大きさは、物体が落下する速さとともに大きくなり、やがて重力とつりあうことになります。
 すると、物体の加速度は0となり、それ以上加速せず、一定の速さで落下することになります。
 このときの速度を、
終端速度といいます。終端速度は、よく と表します。


  
 
   
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