![]() 粗い水平面上に質量 1.0kgの物体を置き、これに糸の一端をつけ、水平右向きに 2.0Nの力を加えた。物体と水平面との間の静止摩擦係数を 0.50とし、重力加速度の大きさを 9.8m/s2とする。 (1) このとき、物体にはたらく静止摩擦力の大きさは何Nか。 (2) 引く力を徐々に大きくすると、何Nをこえたときに物体がすべり始めるか。 ![]() ![]() (1) この問題は、はじめの問題文の途中が、「水平右向きに 2.0Nの力を加えたが、動かなかった。」となっていれば、すんなり解くことができる問題ですが、そうなっていないので、 ![]() ![]() (1)の問題文が、「静止摩擦力を求めよ」となっており、また、(2)の問題文から、「(1)のときは、物体は静止摩擦力で動いていないのだな」と判断する必要があります。 右向き 2.0Nの力を加えても動かないのだから、静止摩擦力は左向きに 2.0N 答えは、2.0N (2) 物体にはたらく重力の大きさは ![]() よって、物体が水平面から受ける垂直抗力の大きさ( ![]() ![]() ![]() 最大摩擦力の式 ![]() ![]() よって、引く力の大きさが 4.9N をこえたときに物体がすべり始める。 ![]() |
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