運動方程式の利用(2)

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教科書p72 例題9

 水平となす角が30°のなめらかな斜面上に質量〔kg〕の物体を置き、静かに手をはなすと、物体は斜面上をすべり出した。重力加速度の大きさを 〔m/s〕とする。
(1) 物体の加速度の大きさは何m/sか。
(2) 物体が斜面から受ける垂直抗力の大きさは何Nか。






解答

 前のページの のとおり重力を分解し、斜面が出てきたときの基本図を描きます。物体が斜面をすべり降りるときの加速度を〔m/s〕とします。




(1) 斜面に沿って下向きを正の向きとして、斜面に平行な方向の運動方程式を書くと





(2) 上の図より、物体が斜面から受ける垂直抗力(とおきます)の大きさは、





補足
 数値の問題ではなく
文字の問題で、答えが数値で求まらない場合には、答えの分数やルートを数値にしたとしても答えが数値にならないことから、分数やルートは数値にせず、そのまま解答します。
  
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