運動の法則(7)

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運動方程式の立て方(教科書p70〜71)



教科書p70 類題7(教科書p70 例題7 の類題です)
なめらかな水平面上に置かれた質量 0.50kgの物体に、水平右向きに 3.0N、水平左向きに 5.0Nの力を加える。物体の加速度はどちら向きに何m/sか。


<解答>



右向きを正の向きとして物体の加速度を〔m/s〕とします。
運動方程式 より、





答え 左向きに 4.0m/s

(初めに、左向きを正の向きとして問題を解くこともできます。)




教科書p71 類題8(教科書p71 例題8 の類題です) 

質量 50kgの人が、上昇するエレベーター内の体重計に乗っている。エレベーターが、図のように速度〔m/s〕を変えるとき、人が体重計から受ける力の大きさは、0〜3.0秒、3.0〜8.0秒、8.0〜12.0秒の各区間で何Nか。ただし、重力加速度の大きさを 9.8m/sとする。





<解答>
上向きを正の向きとして考えます。
人が受けている力は、下の図のように、重力と体重計から受ける力です。
(「体重計から受ける力」を「」とおいたもので、力の単位のN(ニュートン)とは別です。)

人にはたらく重力の大きさは、



0〜3.0秒
 グラフより、この間の加速度は



人についての運動方程式   より

 50×2.0=−50×9.8

 =50×2.0+50×9.8
   =50×11.8
   =590

 答え 5.9×10


3.0〜8.0秒
 この間は、等速直線運動である。
 人にはたらく力の合力は0となるので、
  となる。

 =50×9.8=490

 
答え 4.9×10



 (別解)
 加速度=0なので、運動方程式  より、

 50×0=−50×9.8

 =50×9.8=490

  答え 4.9×10


8.0〜12.0秒
グラフより、この間の加速度は





人についての運動方程式 より

 50×(−1.5)=−50×9.8

 =50×(−1.5)+50×9.8
  =50×8.3
  =415

 
答え 4.2×10







  
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