さまざまな力(4)

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ばね定数の意味

ばね定数の大小は、どんな意味があるでしょう。

・ ばね定数が大きいと、フックの法則より、



 少し伸びた(縮んだ)だけで、大きな弾性力となる → 少し伸ばすのにも大きな力が必要 → 強いばね


・ ばね定数が小さいと、フックの法則より、




 ばねが伸びても(縮んでも)小さな弾性力である → ばねを伸ばすのに小さな力でよい → 弱いばね


「ばね定数」はばねの強さを表すのです。


<TRY> グラフを読み取ろう(教科書p53)
 図は、ばねの弾性力〔N〕とばねの伸び〔m〕の関係を表している。
 A,Bのどちらのばねのばね定数が大きいか。理由とともに答えよ。



<考え方・その1>
 

 上のように考えられることから、問題のグラフとフックの法則の式()を比較して、
グラフの傾きが、A>Bであることから、Aのばねのばね定数がBのばねのばね定数より大きい」ことがわかります。


<考え方・その2>
 下の図のように、同じ長さだけばねを伸ばした場合、ばねの弾性力はAのばねの方がBのばねより大きくなります。


 よって、「
Aのばね方がBのばねより「強いばね」であることから、Aのばねのばね定数がBのばねのばね定数より大きい」ことがわかります。


<考え方・その3>
 下の図のように、ばねに同じ弾性力が生じている場合(=同じ力で引いている場合)、ばねの伸びはAのばねの方がBのばねより小さくなります。


 よって、「
Aのばねの方がBのばねより「強いばね」であることから、Aのばねのばね定数がBのばねのばね定数より大きい」ことがわかります。



「さまざまな力」はおしまいです。

  
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