さまざまな力(1)

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  教科書p51〜53   


重力(教科書p51)
 
重力の大きさを、重さといいます。

中学校で習ったとおり、質量 1kgの物体にはたらく重力の大きさは、約 9.8N(重力加速度の大きさと同じ値)です。
従って、質量[kg]の物体にはたらく重力の大きさは、[N]となります。


 質量[kg]の物体にはたらく重力の大きさを [N]とすると、

    ・・・ 教科書p51(34)式
 

なぜ、そうなるかは、少し先の教科書p68「運動方程式」のところで学びます。



力の単位 N(ニュートン)は、実生活で使わないので、「1Nの力って、どれくらいの感じなん?」と思ったことはないでしょうか。
質量 1kgの物体にはたらく重力の大きさが 9.8Nですから、例えば、1000mlの牛乳パック(約1kg)を手に持ったとき、手が支える力(=手が感じる力)が、約 9.8Nです。


よって、その10分の1の、約 100gのもの、例えば、みかん1個とか、卵2個とかを手に持ったとき、それを支える力(=手が感じる力)が 0.98N、約1Nということになります。


<注意> 中学校で、「質量 100gのものにはたらく重力の大きさが(ピタリ)1N」と習ったと思っている人がいるかもしれません。それは「勘違い」です。あくまでも、「およそ1N、より正確には 0.98N」となります。
 
  
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