斜方投射(3)

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斜方投射の式(教科書p44)

 

 
初速度の水平成分は 
    鉛直成分は 


<水平方向>
等速直線運動なので

 教科書(29)式
  教科書(30)式

<鉛直方向>
鉛直投げ上げと同じ運動なので、いつもどおり等加速度直線運動の3本の式がもとになります。(上向きを正とする)

鉛直方向は、初速度、加速度の等加速度直線運動です。
上向きを正の向きとして
等加速度(1)式に、図の斜方投射の状況を代入すると

  教科書(31)式

等加速度(2)式に、図の斜方投射の状況を代入すると  

  教科書(32)式

等加速度(3)式に、図の水平投射の状況を代入すると

  教科書にはありません

となります。

<注意>  (sin を、sin と表します(cos、tan も同様)

(29)〜(32)式は、理解したらおぼえなくてよいです。(いつものとおり)



放物線の式(教科書p34)

「水平投射」のときと同じように、斜方投射の軌跡(の関係式)が放物線となることを導きます。

斜方投射の水平方向は、


鉛直方向は上向きを正として、
 

の式より


これをの式に代入して



の形になり、なので、上に凸の放物線となります。



<補足>



上図の三角形で



となります。

 
 
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