鉛直投げ上げ(4)

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教科書p40 例題3(続き)
 

(3) 最初の位置にもどるまでの時間〔s〕

 ※「最初の位置」,「もとの位置」等の言葉を式に反映させるには、「=0」とします。等加速度の公式では、=0です。

 =0(=0)となるを求めるので、等加速度(2)式を使います。


 <補足>
 = 0 の解は何を表すでしょう

 上の方程式は、「=0となる」を求める式ですので、=0秒の解は、投げ上げた初めの時刻を表すものになります。
 この投げ上げによって、=0となる時刻は、

   ということです。



(4) 最初の位置にもどってきたときの速度 〔m/s〕

の求め方(その1)

 が求まりましたので、そのときの速度を求めるには、等加速度(1)式を使います。

  より



<注意>
問題文に「鉛直上向きを正とし」と書いてあるので「−〔m/s〕」で向きと速さを表すことになります。問題文に書いてない場合は「鉛直下向きに 〔m/s〕」と答えます。


の求め方(その2)

 「もとの位置(=0)」の条件から速度を求めるので、等加速度(3)式を使います。

 より

   = 2×()×0

  

  

 は明らかに下向き(負の向き)なので  = − 〔m/s〕

<補足>
  =+ の解は何を表すでしょう
  上の方程式は、「=0のときの」を求める式ですので、初めに投げ上げたときの初速度を表すものになります。


 
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