自由落下と鉛直投げおろし(2)

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物体の落下についてさらに考えます。

問3 紙がストンと落ちずにヒラヒラと落ちるのはなぜですか?
   →空気の抵抗を受けるからです



物体の落下について
 空気の影響(抵抗力や浮力など)を考えず、物体が重力だけを受け、初速度0で鉛直に落下する運動を
自由落下といいます。

 落下の仕方は、質量によらず、どんな物体も同様で、
実験によりその加速度の大きさを求めると、9.8 m/sとなります。(教科書p36 図31、32)

 重力のみにより自由落下するときの加速度を重力加速度といい、その大きさは、物体によらず 9.8 m/s なのだから、これを、「」で表します。
は、「重力加速度の大きさ」といい、値は 9.8m/sです。



決まった数値を文字で表す例としては、

 向こうから歩いてきた人に、「パイ イコール?」と聞けば、中学生以上の人は、「3.14」と答えるでしょう。同様に、向こうから歩いてきた人に、「ジー イコール?」と聞けば、高校生以上の人は、「9.8」と答えるのです。

 =3.14… 「円周率」

 =9.8…  「重力加速度の大きさ」



<補足> 重力加速度の大きさは、地球上の場所によってわずかに異なります。(→p37 図33)







  
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