![]() |
||
物体の落下について考えます。 問1 なぜ物体は落ちますか? →「重力」を受けるからです。 問2 重いものと軽いものはどちらが速く落ちますか? →落ち方は質量によりません。同じです。 ![]() |
||
<参考>![]() 問1について 「引力」と「重力」の違い いわゆる「引力」とは、万有引力のことで、地球と地上にある物体(小球とか)が引き合う力です。地上の物体は、地球の中心に向かう万有引力を受けます。 ところが、実際に物体が落下していく向きを延長していっても、地球の中心には到達しません。少しずれたところになります。それは、地球が自転しているため、地上の物体は遠心力を受けるからです。 地上の物体が受ける力は、この万有引力と遠心力を合わせた力を受けます。これが、「重力」です。よって、地上の物体が下に落ちるのは、「重力」を受けるためということになります。 (ただし、遠心力の大きさは、それが最も大きくなる赤道上でも、万有引力の大きさの300分の1程度なので、引力と重力は、ほぼ同じと考えることもできます。) |
||
問2について![]() 「重さ(質量)によらず、落ち方は同じ」と習ったけれど、どうも腑に落ちない、納得できない人は、こんな例を考えるといいと思います。 同じボールを3個、同時に落下させたとき、3個のボールは同じ落ち方をします。 そのうちの2個を、細い糸でつないだとき、落下の仕方はどうなるでしょうか。 同じ落ち方をすると思います。でも、糸でつないだ方はつながっていますから、1つの物体とみると、1個のボールの2倍重いのに、同じ落ち方をします。 101個のボールを用意して、100個を細い糸でつなげば、100倍重いのに、同じ落ち方をします。「質量によらず、落ち方は同じ」、いかがでしょう。 |
||
→ 次へ |
||
![]() ![]() |
||
|