等加速度直線運動の3本の式(4)

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(3)時間の入らない式(速度と変位の式

 物体の運動を表すには、「いつ()」「どこで()」「どんな速度()」が重要です。





 等加速度の(1)式、(2)式は、上の図のような関係式です。
 図を見るとわかりますが、
の関係式が抜けています。

「速度がになる変位はどれ程か?」とか、「変位がの場所での速度はいくらか?」などを求める際、図を見るとわかりますが、(1)式と(2)式を用いて、を経由して(いったんを求めて)求めることはできます。
しかし、の式があれば、直接求めることができ、便利です。


 
等加速度の1本目(1)式と2本目(2)式から、3本目の式を求めます。
ここは式変形だけです。

目標は、2本の式からを消去して、の関係式にすることです。



 (1)式より



 これを(2)式に代入



両辺にをかけて



左辺と右辺を入れ替えて形を整えると



式変形は理解したら、忘れていいです。

これが、大事な、等加速度3本目の式です。

「ブイじじょう マイナス ブイゼロじじょう イコール にー エー エックス」と、風呂に入ったときにでも50回繰り返して覚えましょう。



等加速度3本の式はとても大事です。これさえ覚えれば、教科書p49までは100点です。覚えていないと、残念ながら0点です。


  
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