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H18. 6. 3 普請作業後の慰労会にて「作る」方向で大筋意見集約
H18. 6. 5 尾崎泉地区の取組み視察(明るい農村をつくる会)
H18. 6.11 集落営農設立準備委員の選任(8名)
H18. 6.19 普及センターの指導(今後の協議の進め方)
H18. 6.24 参画の意向調査&機械の実態調査
H18. 6.30 全員による学習会 調査結果と今後の協議
H18. 7. 4 準備委員による草案検討(組織の概要つくり)
H18. 7.11 準備委員会 機械更新計画など
JAや普及所にお願いし、一度集落に説明をお願いしました。H18年2月にも転作座談会で同様の説明をいただいたのですが、当時は皆さんチンプンカンプン。今回も何を聞いたらよいのか、メンバーの質疑は皆無でした。それだけ、従来のものとは考え方の違う農政大転換だということでしょう。普及所の提案で、現状の個人所有の機械設備の状況や将来の計画など、個々の農家の生の姿と声をアンケートすることにしました。アンケートで皆さんの考えを率直に聞いたうえで、議論を深めようという手法は正解でした。
昭和50年ころの政策「新農業構造改善計画」で各地にできた協業組織。この地域はできなかった。今回のアンケートでは、機械を個人所有することの限界、将来の農業経営の後継者懸念など共通する問題点が浮上した。生産者米価が右肩上がりの頃とは、既に環境がまったく違っていたため、今後は協業化する必要性の認識は皆さんにありました。総論賛成です。賛成したのは、いずれの農家も米だけで生計を支えている形態ではなく、米プラス枝豆、米プラス別の所得というかたちの農家。つまり、コストがかかる米作を何とかしようという気持ちの一致でした。
なぜ、以前の協業化検討のときは不成立だったのか。収支面の問題も当然あったでしょうが人間関係の問題もあったし、なにより協業は自由がきかない難点も指摘されました。協業という大筋では異論はなくても、いろいろ考えるとやっぱり単独のほうがいい、いや地域全体で同じ土俵に上がろう、など意見はまとまりそうもありません。いっそう、有志でやるかという声もあがりました。話せば話すほど同床異夢というのが適当か、各論はまとまる様子がありませんでした。十分議論して、最後はこれ以上の妥協はできない、これでやるが、参加するのかしないのかの判断を仰ぐときがきます。理想は地域がひとつとなって組織を作ることですが、残念ながらそれはきわめてハードルの高い課題でした。
結果として集落20件の生産農家のうち、16件で農事組合法人あさひの発足となりました。
事務局メール 農事組合法人 あさひ