B11.二酸化炭素に浮かぶシャボン玉

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二酸化炭素に浮かぶシャボン玉


分野
 気体 力学(浮力) 等

実験
 茶碗にドライアイスを入れ、大きめの水槽の底に置いて、温水を注ぎます。けむりがモクモクと出るのが幻想的ですが、やがて水槽の下の方から二酸化炭素がたまってきます。
シャボン玉を水槽の中に自然と落ちるように吹きます。水槽の中に吹き込むと、二酸化炭素が拡散してしまいますので、直接吹き込まないようにします。
すると、写真のように、空気と二酸化炭素の境界で、シャボン玉が空中に浮き、とてもきれいです。二酸化炭素の密度が、空気より大きいことも、よくわかります。

 ドライアイスを保存するときは、新聞紙でくるみ、さらに脱脂綿でくるんで発泡スチロールなどの箱に入れ、静かに保存しておくと、数日はもちます。(ドライアイスの量にもよりますが。) また、容器は密閉してはいけません。


注意点
 ドライアイスを素手でさわってはいけません。乾いた軍手などを着用してください。また、狭い部屋で行うときは換気をし、二酸化炭素が充満しないように注意します。子供と一緒のときは、気分が悪そうにしていないか、常に注意が必要です。



 

宮田 佳則 (新潟高校)

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