B10.ペール缶つぶし

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ペール缶つぶし


分野
 気体の圧力

内容
 小さいものは飲料のアルミ缶つぶしから、大きいものはドラム缶つぶしまで、1気圧で缶をへこます実験はいろいろあります。教室でおこなう事を考えると、アルミ缶は小さすぎ、ドラム缶は缶の入手や廃棄を含めて準備が大変で気軽にはできません。そこで、最適の大きさと私が思うのが、ペール缶つぶしです。
 ペール缶は、ガソリンスタンドでもらえます。よく、ふたを取って物入れとして使うことがあるので、親切なところは「ふたを取りましょうか」といってくれますが、そこはぜひ「ふたをとっていない、そのままの物をください」と言いましょう。

 真空ポンプで空気を引いていくと、しばらく間があって、生徒が「?」と思う頃、2〜3回大きな音を立ててつぶれます。真空ポンプがなければ、ペール缶に水を少量入れ、カセットコンロにかけて充分沸騰させ、コンロの火を止めてペール缶の口にゴム栓を乗せてからやかんなどで水をかけると大きな音を立ててつぶれます。



 

宮田 佳則 (新潟高校)

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