
↑図1 ノーベルの肖像 |
分野
特にありません。話しのネタとして。
内容
ノーベル賞のメダルの「模型」です。
本当の「レプリカ」は、受賞者が3個に限り製作が許されているそうなので、「レプリカ」自体が相当な貴重品だと思います。
本当のメダル(本当の「レプリカ」も)の大きさは、直径6.6cmなのだそうですが、写真の「模型」は、直径約4cmと小ぶりです。
図1 メダルの表面には、アルフレッド・ノーベルの横顔の肖像があります。
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↑図2 裏面(生理学・医学賞) |
裏面のデザインは、賞によって違います。
「物理学賞」と「化学賞」の裏面は共通で、本当はそのメダルがほしかったのですが、手軽なものがなく、写真のメダルは「生理学・医学賞」のものです。
図2 「生理学・医学賞」メダルの裏面のデザインは、中央にギリシャ神話の衛生の女神、Hygieia(ヒュギエイア・「衛生・hygiene」の語源)がいて、脇に抱いた病気の少女の喉を潤すため、岩から湧き水を汲む様子を表しているのだそうです。
インターネットで医療や健康の女神を探るといくつか出てくるのですが、その中で、ギリシャ神話の衛生の女神、ヒュギエイアについて、「ヒュギエイアの杯」というヘビの巻き付いた杯を持っているという情報がありました。そこで、メダル裏面のデザインをよく見ると、図3のように、右下に、「ヒュギエイアの杯」と思われるものがありました。
そこで、この女神は、ギリシャ神話の、衛生の女神、ヒュギエイアであろうと判断しました。
本当は、そっちが欲しかった、「物理学賞」「化学賞」のメダルですが、写真はインターネット上にいろいろ載っていますので、そちらを御覧ください。それがどんなデザインかというと、左側に、自然の女神、Natura(ナトゥーラ・「nature」の語源)が立っていて、ベールをかぶっているのですが、右側ちょっと低いところに、科学の女神、Scientia(スキエンティア・「science」の語源)が立っていて、右手を伸ばして自然の女神のベールを持ち上げ、素顔を眺めている、そういうデザインなのです。これは、自然の真の姿をとらえようとする科学者の姿を象徴しているのだそうです。
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図3 「ヒュギエイアの杯」 |

↑図4 ケースから取り出したメダル(表面) |
図4、5
このメダルは、図1、2のようにプラスチックのケースに入っていますが、ケースを開け、メダルのみを取り出すことも出来ます。
直径 約4cm、厚さ 約3mm、質量 約30グラムで、金属の素材は不明ですが、彫刻もはっきりしていて、「玩具」という感じはせず、比較的上質です。
購入先
株式会社 フレンチドロップ から通販で購入しました。大阪市にあるマジックショップです。
価格
1個 600円でした。
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↑図5 ケースから取り出したメダル(裏面) |
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↑図6 ノーベル賞のメダル |
図6 2個、写してみました。本当は3個買いました。 |
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宮田 佳則 (長岡高校)
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