波の表し方と波の要素(5)

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正弦波(教科書p141)

波源が単振動する場合、下の図のような曲線の波ができます。



このような曲線を正弦曲線(=sin で表される曲線)といいます。
波形が正弦曲線となる波を、正弦波といいます。



正弦波と波の要素(教科書p142)

図のような正弦波について、波形の最も高いところを
、最も低いところをといいます。

また、正弦波は同じ波形の繰り返しとなっていますが、繰り返しの最小単位を波長といいます。
山から隣の山までの間隔でも良いし、谷から隣の谷までの間隔でもいいです。図のA点からB点の距離も波長です。

また、振動の中心からの山の高さまたは谷の深さを波の
振幅といいます。





波の速さの式

3ページ前(波の表し方と波の要素(2))の波の発生のアニメーションをイメージしてください。

波源が振動し始めて、1回(1周期)振動すると、1個の波(1波長分の波)が発生します。波長を(ラムダ)とおきます。



波源が2回(2周期)振動すると、2個の波(2波長分の波)が発生して、波の先頭は2(2波長分)だけ先に進んでいます。



波源の振動数を(1秒間に回振動)とすると、1秒間に個の波が発生して、進行方向に進んでいます。

この1秒間に波が進んだ距離は、波長の倍になります。1秒間に、波は× だけ進んだことになります。



よって、波の速さをと置くと、

<重要>
   教科書p142(2)式 






問題2(教科書p142 問3)
周期 0.50秒、波長 2.0mの正弦波が伝わる速さは何m/sか。


問題3(教科書p141 TRY 波形を描こう(改))

図のように、水平に張ったロープの左端を、図に示した矢印のように振動させるとき、ロープに生じる波形の概形を描け。
ただし、ロープに生じる波は、正弦波になるものとする。

(1)



(2)



(3)



(4)




  
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