波の表し方と波の要素(1)

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教科書p138〜p142
 ここでは波動の基礎を学びます

   
(教科書p138)

池があって、その静かな水面に小石を「ジャポンッ」と投げ込んだとします。
すると、小石が落ちた場所の水面が上下に振動するとともに、その場所を中心に同心円状の波紋が広がり、水面の上下の振動が周りに広がっていくことがわかります。
ただし、振動が伝わっていくだけで、水そのものが周りに流れているわけではないようです。



このように、ある点の振動が周囲に伝わっていく現象を波(波動)といいます
ただし、振動する物質自体が移動していくわけではありません。
(例えば東京で地震が起きて新潟にも地震波が伝わってきたとき、東京の土が新潟に来るわけではありませんよね)

池の水面の小石が落ちた場所のように、最初に振動を始めたところを
波源といいます。

また、振動を伝える物質(振動する物質)を
媒質といいます。

<媒質の例>
水の波の媒質は  水
音(音波)の媒質は  日常、耳にする音については、媒質は空気
 (ただし、液体や固体の中でも音波は伝わり、その場合は、その液体や固体が媒質となります)  
地震波の媒質は  地面(地表だけでなく、地球内部も含みます)



  
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