熱量の保存(1)

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  教科書p120   


熱量の保存

高温の物体と低温の物体を接触させると、やがて熱平衡の状態になります。





このとき、周りとの熱の出入りがないとするならば、高温の物体が失った熱量と低温の物体が得た熱量は等しいことになります。これを、
熱量の保存といいます。



混ぜる問題

高温の物体と低温の物体を混ぜたり接触させたりしたとき、何度になるかという問題、または、物質の比熱を求める問題を解きます。
使うのは、比熱の式です。


     
  


 書き込み用プリント(A4版1枚)pdfファイル ・・・ 必ずしも必要なものではありません。


熱量の保存の問題の考え方 (書き込み用プリントの1番の問題)

20の水 100gと 80の湯 50gを混ぜると何になるかを求めます。ただし、熱は水とお湯の間で移動し、容器や外部との出入りはないものとします。
水の比熱を 4.2J/(g・K)として、混ぜたあとになるとします。



(1) 水が得た熱量は = 100×4.2×(−20) 

(2) 湯が失った熱量は = 50×4.2×(80−) 

(3) 熱量の保存より、から を求めます。

  100×4.2×(−20)=50×4.2×(80−

 4.2で割って、50で割って

  2.0×(−20)=80−
  2.0ー40=80−
   3.0=120
    =40    
答え 40


  
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