動摩擦力(5)

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答え合わせ

動摩擦係数 が次の値のとき、動摩擦力 の大きさは何Nか。また、それぞれの物体の運動は、加速・等速・減速 のいずれか。重力加速度の大きさを 9.8m/sとする。

 (1)


物体にはたらく重力が
 =2.0×9.8 N なので、垂直抗力は、
 =2.0×9.8 N

 =0.25×2.0×9.8=
4.9 N

物体に水平方向にはたらいている力は動摩擦力だけなので、物体は
減速 する。


 (2)


物体にはたらく重力が
 =25×9.8 N なので、垂直抗力は、
 =25×9.8 N

 =0.40×25×9.8=
98 N

物体を右向きに引いている力 =98Nと、左向きの動摩擦力 =98Nがつりあっているので、物体は
等速 で直線運動する。


 (3)


物体にはたらく重力が
 =5.0×9.8 N なので、垂直抗力は、
 =5.0×9.8 N

 =0.20×5.0×9.8=
9.8 N

物体には右向きに =15Nと左向きに動摩擦力 =9.8Nがはたらいているので、物体は
加速 する。




以下の問いに答えよ。重力加速度の大きさを 9.8m/sとする。



 (1) 動摩擦力 の大きさは何Nか。

物体にはたらく重力が
 =20×9.8 N なので、垂直抗力は、
 =20×9.8 N

 =0.25×20×9.8=
49 N


 (2) 物体の加速度の大きさを求めよ。

物体の加速度をとし、進行の向き(右向き)を正とする。
運動方程式()を書くと、
  より
 20×=99−49
 20=50
  
2.5 m/s


 (3) 10秒後の物体の速さを求めよ。

等加速度1本目の公式
  より
 =10+2.5×10
  =10+25=
35 m/s


 (4) 10秒間で物体が進んだ距離を求めよ。

等加速度2本目の公式


       答え 
2.3×10

  (第1項の「100」も、第2項の「125」も、有効数字2ケタの数値です。)




動摩擦力の問題は、運動方程式や等加速度直線運動の式を合わせて用いることがあるので、あやふやな人は確認が必要です。


 これは、「う〜ん、どうかい?



 これは、「うんどうかい


  
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