静止摩擦力(7)

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答え合わせ

下の図は、摩擦のため引いても動かない図である。静止摩擦力の大きさを答えよ。
 (1)


 静止摩擦力と引く力がつりあって、物体が動かないのだから、
  
10N


 (2)


  
20N


静止摩擦係数が次の値のとき、引く力の大きさを何Nより大きくすると物体が動き出すか。重力加速度の大きさを 9.8m/sとする。
 (1)


 最大摩擦力を求めます。
 物体にはたらく重力が
  =2.0×9.8 N なので、垂直抗力は、
  =2.0×9.8 N

  
    =0.25×2.0×9.8
    =4.9 N

 よって、引く力の大きさを
4.9 N より大きくすると物体が動き出す。


 (2)


 最大摩擦力を求めます。
 物体にはたらく重力が
  =10×9.8 N なので、垂直抗力は、
  =10×9.8 N

  
    =0.50×10×9.8
    =49 N

 よって、引く力の大きさを
49 N より大きくすると物体が動き出す。


静止摩擦係数の値を求めよ。重力加速度の大きさを 9.8m/sとする。
 (1)


 物体にはたらく重力が
  =5.0×9.8 N なので、垂直抗力は、
  =5.0×9.8 N

   より
  19.6=×5.0×9.8



 (2)


 物体にはたらく重力が
  =10×9.8 N なので、垂直抗力は、
  =10×9.8 N

   より
  49=×10×9.8



 (3) 板を水平から傾けていったところ、30°を超えた瞬間に物体がすべり出した。


 摩擦角の式
  より

  答え 
0.58



なお、

です。



次回は「動摩擦力」

 今回は これでおしまい

 これは にいがたまい




  
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