静止摩擦力(教科書p75) これまで、「なめらかな水平面上に・・・」のように、摩擦は考えないで学んできました。 ここでは、摩擦力の考え方について学びます。 摩擦力を考える必要がある面を、「粗い面」といいます。 粗い水平面上に物体があります。 物体が受ける力は、重力と面からの垂直抗力です。 摩擦力はありません。 物体を水平方向に小さい力(大きさ)で引きましたが、摩擦力で動きません。 物体が動かないのだから、摩擦力の大きさは、引く力の大きさと等しいことになります。 物体を水平方向に、もっと大きな力(大きさ)で引きましたが、摩擦力で、まだ動きません。 摩擦力の大きさはと等しいです。 このように、物体を止めておく摩擦力を、「静止摩擦力」といいます。 静止摩擦力の大きさは一定ではなく、引く力の大きさに応じて変化します。 |
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