静止摩擦力(1)

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  教科書p75〜76   


静止摩擦力(教科書p75)

これまで、「なめらかな水平面上に・・・」のように、摩擦は考えないで学んできました。
ここでは、摩擦力の考え方について学びます。
摩擦力を考える必要がある面を、「粗い面」といいます。


粗い水平面上に物体があります。
 物体が受ける力は、重力と面からの垂直抗力です。
 摩擦力はありません。



物体を水平方向に小さい力(大きさ)で引きましたが、摩擦力で動きません。
 物体が動かないのだから、摩擦力の大きさは、引く力の大きさと等しいことになります。



物体を水平方向に、もっと大きな力(大きさ)で引きましたが、摩擦力で、まだ動きません。
 摩擦力の大きさと等しいです。



このように、物体を止めておく摩擦力を、「静止摩擦力」といいます。
 静止摩擦力の大きさは一定ではなく、引く力の大きさに応じて変化します。



  
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