速度の合成(3)

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<解説>
以下、船の例で述べます。静水中(※) の速度で進む船が、速度で流れる川を進んでいるとき、
川岸から見た船の速度は、次のように表されます。




これを、「速度の合成」といいます。こうして求めた速度 を、合成速度といいます。

プールの水のように、静止している(流れていない)水を「静水」といいます。)




前のページの の例を、速度の合成で解説します。
 
計算で合成速度を求める方法

 川下の向きを正(+)とすると、




 従って、合成速度は、川下の向きに 4.0m/s

 (「速度」なので、向きと大きさ(速さ)を答えます。)



ベクトルの和で合成速度を求める方法




  を継ぎ足す方法で、ベクトルの和を作図します。

 合成の図より、

  
= 3.0 m/s + 1.0 m/s = 4.0 m/s

 ここで、 は、速度ではなく、速さ(ベクトルの長さ)です。
 向きは、ベクトルの図で判断します。

 合成速度は、
川下の向きに 4.0 m/s となります。

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