またまた時は巡って、前局から1年後の昭和56年の冬です。 私は、相も変らず地元新潟の「零細建築会社」勤めで、 金井君も前局と同じく「東京のケイキのいい会社」勤務です。 彼はリッチで優雅ですので、有給休暇を利用して、 春・夏・秋・冬の年4回くらいは、新潟に帰省していました。 「大学を卒業後、碁はほとんど打っていません」なんて書きましたが、 実は、私がまだ単身の昭和50年から56年までの6年間は、 打っていないと言う割には、結構打っていたようです。 「棋譜」は6年間で4局しか残っていませんが、 S53〜56年の「対局記録」がありました! 昭和53〜56年の間で合計68局打っています。 1年で15〜20局くらいは打っている訳です。 メチャメチャ沢山打っています・・・ね。 今から考えると驚異的です。 彼所有の手合時計がありまして「時間制」でした。 長い碁ですと、持ち時間は45分とか30分なんですが、 早碁ですと、15分とか10分です。勿論、時間切れ負けです。 長い碁は、彼が17勝、私16勝で、まあ拮抗していますが、 早碁ですと、彼26勝、私9勝で、ボロ負けですね。 時間切れ負けが6局もあります(←言い訳) 実戦不足ですと早碁は不利ですネ。 この第6局は、長い碁(持ち時間45分)でした。 場所はこの頃新築の「京王の金井邸」です。 アウェーできわどく勝たせて貰っています。 |