碁を習って、わずか1年後の高校2年生の夏に、 「全国高等学校囲碁選手権大会」に出場しました。 1年でそんなに強くなったのか、と誤解されるかもしれませんが、まだこの頃は 北海道と沖縄だけは予選があったらしいのですが、県予選がなくて、 申し込めば、自動的に、本戦に出場することが出来ました。 勿論、新潟県からの出場も我が新潟高校ただ1校です。 高校選手権と言いましても、日本棋院主催の今の大会と違いまして、 昭和薬科大学が主催の旧制の高校選手権です。第3回でした。 第1回の優勝者は上村陽生さんで、第2回は岩田一さんです。 第3回は小森さんが優勝で、星川さんが準優勝でしたか。 小森さん以外は皆プロになっています。星川さんは関西棋院ですね。 その後、新制の高校選手権では、石倉昇さんも優勝しています。 で・・・、15番勝負の第2局は、その「高校選手権」の個人戦の碁を取り上げます。 相手の袋さんは後に早稲田の囲碁部でしたかね。この時も既に2〜3段で、 私は5級程度ですから、全然相手にならない筈なんですが、 なぜかゴマカシ(?)をして、私が勝ってしまいました。 ゴマカシと言っても、2度打ちしたとか、アゲハマを隠していたとか、 そんなんじゃあないですよ。時間切れの判定勝でした。 対局時間が1時間で、50手しか進まず、運良く勝ったと言う訳です。 最後まで打てばコテンパンだったでしょうね。袋さんゴメンナサイ。 ちなみに、我が新潟高校は森山・金井・与口のメンバーでして、 団体戦は1回戦敗退、個人戦で私は2回戦敗退でした。 師匠・森氏は健闘の結果、6位に入賞しました。 |