HOW TO GROOVE ON MULTI DIMENTION

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前のページの最後に、
”いくつかの違ったリズムフィールが同時に存在しています。”
と書きました。
実は”同時に存在している”という事がわりと重要なのです。

ここまで、あるビートの組み合わせから、いくつかのリズムパターンや
いくつかのグルーブを、(わりとしつこく)引出してきました。
これは、引き出された一つのリズムパターンを、例えばある曲のリズムとして
使ってみましょうという事ではなく、(当然それでもいいのですが)
一定のビートの上に、自由なフィーリングで乗る事ができるという意味なのです。

例えば、何人かのプレーヤーやダンサーが、それぞれ勝手なリズムに乗りながら、
きっちりとかみ合っている、という事が可能です。

例えば、一定のビートが続いているのに、いきなりリズムフィーリングが変わって
しまう、という事もありえます。

ソロパートなんかで、いろんなリズムを乗り換えながらテンション上げていくと、
気持ちいいです。

調和したリズムカオス。地球のサイクルに乗っていろんな人がそれぞれのリズムで
生きている事を思えば、(リズムを失っている人もいるけど。その点は音楽でも同じ。
気をつけましょう。)至って自然な状態です。


冒険心のある人ならば、3とか4とか6とか12とかそういう定型サイクルから
離れて、ビートだけの世界に入る事もできます。1拍子と言ったらいいでしょうか。
聴覚と体感覚だけの原始的なフィーリングです。
 
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