![]() ↑装置背面 |
分野 これも、強いて言えば化学ネタです。 内容 前の「B15.エタノールガン」でも、派手な演示ができますが、これを50連発でやったらどうなるか、ということでつくってみました。 長野県の池田先生は、このような40連発を実演してくださいましたが、構造がどうもこれとは異なり、発射が「連発」というよりは、10発ずつ4回のような印象でした。ここにあげるものは、遅くも速くもできる、自由なペースで「50連発」できるものです。 ベニヤ板にフィルムケース50個をタッピングネジで取り付け、また、フィルムケースの側面からネジを取り付けて電極とします。また、放電のもとは誘導コイルとし、50個のフィルムケースの電極に順番に火花を飛ばすように、回路の途中にディストリビューターを入れました。これは、自動車のディストリビューターを直線上にしたような構造です。 装置背面の写真の、手前の箱のあちら側にタッピングネジが出ており、誘導コイルの片方の極が繋がっています。この箱を横にスライドさせ、フィルムケースに繋がった50本のタッピングビスに順番に電流を流します。 左のディストリビューターの写真のように、2cm間隔で25本のタッピングビスを打った木材を、くの字形になるように合わせて、ビスの先端が1cm間隔で50本並ぶようにした。1cm間隔でビスを打つと、ビスの頭が接触してしまうので2cm間隔にして、さらに装置全体の幅があまり広くならないようにするためにこのような構造にしました。なお、50本のビスの両端に、フィルムケースには繋がらないビスを3本ずつ配置して、誘導コイルのスイッチを入れたとたんに発射することの無いようにしました。 飛ばし方は、前の「B15.エタノールガン」と同様です。準備に5分くらいかかります。実演すると、生徒にはかなり受けます。 発射の様子の写真の右上白いものは、カメラに向かって飛んできたフィルムケースの蓋です。 宮田 佳則 (新潟高校) |
![]() ↑ディストリビューター |
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![]() ↑50個のフィルムケース |
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![]() ↑発射の様子 |