E21.化石レプリカ

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三葉虫化石レプリカ
↑(1)三葉虫化石レプリカ

分野

 地学


内容
 前任校で「地学」の授業を受け持つ機会があり、せっかくなので生徒に、石膏で化石レプリカをつくらせようと思いました。
 本物の化石から型取り材で型を取ることも考えたが、化石が少なかったので、生徒が一斉に作業できなかったことと、本物の化石を傷める心配があったことから、型は販売されているものを使用しました。化石レプリカのレプリカということになるでしょうか?

使用したのは、学研の「科学のタマゴ」シリーズの第8号「恐竜の世界を探ろう」の付録です。これには、アンモナイト、三葉虫、恐竜の歯4種(ティラノサウルス(タルボサウルス)、トリケラトプス、イグアノドン、ハドロサウルス)の計6種の型が入っています。勿論、型のもとになった化石があり、架空のものではありません。

これを2セット用意し、生徒に希望のもの1つをつくらせました。

石膏を流して、1日後に取り出し、恐竜の歯の化石についてはいわゆるパーティングラインをスプーンで削って整えました。

写真(6)は恐竜の歯の化石4種で、左からティラノサウルス、ハドロサウルス、イグアノドン、トリケラトプスのものです。写真(7)のように、ティラノサウルスの歯には、フチにギザギザが付いているものも再現されます。(写真では見えにくいですが)

生徒には、レプリカのもとになった化石の写真を示して、薄めた墨汁やコーヒーで着色してもよいと案内しましたが、生徒は白いままがよいとのことでした。




購入先

 書店 
  学研「化学のタマゴ08」 価格1,680円
            (2005年12月22日発売)

 
続き
 この化石レプリカ制作は、次の「E22.プラスチック封入樹脂」に続きます。




宮田 佳則 (直江津高校)

化石の「型」(学研)
↑(2)化石の「型」(学研)
石膏を流し込む
↑(3)石膏を流し込む
しばらく乾燥させる
↑(4)しばらく乾燥させる
化石レプリカ完成
↑(5)化石レプリカ完成
恐竜の歯の化石レプリカ
↑(6)恐竜の歯の化石レプリカ
ティラノサウルスの歯の化石レプリカ
↑(7)ティラノサウルスの歯の化石レプリカ
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