熱と温度(8)

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答え合わせ

<比熱の問題 その2>


(7) アルミニウム 1.0gの温度を 1.0K上げるのに、0.90Jの熱量が必要であった。アルミニウムの比熱は 
 0.90 J/(g・K)

  比熱の定義からすぐわかります。単位に注意。


(8) アルミニウム 5.0gの温度を 10K上げるのに必要な熱量は 
 45 

  =5.0×0.90×10=45


(9) 鉄の比熱は 0.45J/(g・K) である。鉄 100gの温度を 20K下げるのにうばう熱量は 
 9.0×10 

  =100×0.45×20=900 有効数字2ケタなので、9.0×10


(10) 鉄 100gに、450Jの熱量を与えたとき、温度変化は何Kか。 
 10 

   より
  450=100×0.45×
  =10


(11) 銅 100gの温度を 20K上げるのに、780Jの熱が必要であった。銅の比熱は  
 0.39 J/(g・K)

   より
  780=100××20
  =0.39  (単位に注意)


(12) 水の比熱は 
 4.2 J/(g・K)

  (3)を参照


(13) 水 200gの温度を 1.0K上げるのに必要な熱量は 
 8.4×10 

  =200×4.2×1.0=840 (8.4×10



(13)のように、ある物体(水 200gとか、次の(15)のように、この銅製の容器とか)の温度を1K変化させる熱量を、その物体の熱容量といいます。
 比熱の式の、にあたるものです。

 物体の熱容量をで表すと、

  熱容量  教科書p119(2)式

 熱容量はその物体の温度を1K変化させる熱量であることから、単位はJ/Kです。
 (13)より、水 200gの熱容量は 8.4×10 J/K となります。

比熱の式は、

     教科書p119(3)式 (少し順番が違いますが)

 と、表すことができます。



  
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