有効数字と数値の計算(2)

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次のような答えの人がいるでしょうか。

「14.6 cm」
「14.7 cm」
「14.66 cm」
「14.67 cm」
「14.68 cm」

 など、他にもあるかもしれません。


 理科(科学)の作法の一つとして、「最小メモリの10分の1まで目分量で読み取る」というものがあります。
これに従うと、「14.6 cm」や「14.7 cm」は、「もう一桁 目分量で読めるでしょ!」となります。

 
「14.67 cm」 あたりが妥当な答えだと思います。「14.66 cm」,「14.68 cm」と読む人もいるかもしれません。それも正解です。

 「14.67 cm」と読んだとして、このとき、十の位から順に、数字の
「1」「4」「6」までは、誰が読んでも同じ(読み間違えなければ)です。
 そして、目分量で読んだ「7」は、読む人によって多少の上下は生じますが、「1」や「2」などにはなりません。つまり、誤差は含みますが、当てにはなる数字です。

ここまで(1,4,6,7)を、有効な数字という意味で、
「有効数字」といいます。
「14.67」のような例を、「有効数字4桁」といいます。

 

 
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