133: 台風の教訓 (3)
台風で、お隣の「瓦」が飛んでいってしまったのですが、
しばらくして、次は「瓦屋」が跳んで来ました。 冗談では・・・ありません。
当然ですよね。 お隣の人がすぐに連絡したんでしょうね。
瓦屋さんは「○×スレート」の営業係、という名刺を差し出しました。
この時点では、いくら我家が傷つけられた、とは言っても、
まだ、私も冷静でいました。 天災ですから・・・ね。
「まだ新築なのに、瓦が飛んで大変だな」と、お隣に同情気味でした。
お隣の建物は我家より1〜2年位前に建てているので「築3年」位でしょう。
築3年と言えばまだ新築ですよ。その上、瓦は「百年瓦」との事です。
その瓦屋の営業マンは、「ちょいと失礼します」と言って、
我家の屋上テラスから、隣家の屋根にヒョイと飛び乗りました。
そして、バラバラになっている瓦を、ジグソーパズルのように、
カチャカチャと入れ替えます。ものの2〜3分で直しました。
勿論、飛んでしまった瓦の枚数分はポコポコ空いています。
それを見てビックリしました。 全く瓦が固定されていないのです。
ただ置いてあるだけ・・・。 全く固定されていない・・・。 唖然としました。
勿論、瓦は、普通は置いてあるだけかもしれません。普通は・・・ネ。
普通の瓦屋根は、4寸から5寸勾配というあたりでしょうか。
お隣は、かなりの急勾配(何寸とは書けませんが・・・)の屋根です。
こんなに急勾配の屋根で、釘が1本も使われてない(?)のです。
これは、あきらかに欠陥です。「手抜き工事」ですヨ。
いくらお隣の工事とは言え、こんな手抜きの欠陥工事では、
同業者として許せません。 普段は「のんびり・よたヨタ」と、
昼行灯の如く暮らしている私も、さすがにブチッと切れましたネ。
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