直線上に配置
108: 朱鷺メッセ「連絡通路崩落事故」私見・その1

 2003年の8月26日に、「朱鷺メッセ」の連絡通路が落ちました。
 建築業界にとっては、衝撃的な大事件でした。

 なんせ、設計があの幕張メッセで建築学会賞の槙大先生で、
 構造が、これまた数々の賞を総ナメにしている渡辺大先生ですから、
 そこらへんの(?)建物が壊れたのとは、少々訳が違います。

 「朱鷺メッセ」は、新潟県始まって以来の大プロジェクトです。
 ただ、大事故の割には、地元新潟の人々の間では、
 そんなに大騒ぎにはなってないような・・・気がします。
 これは、私の感じだけでしょうか?

 まあ、死者どころかケガをした人もいませんでしたし、所詮、
 自分の建物が壊れた訳ではないので、他人事なんでしょうか。

 その上、建築主である県の担当者は、
 「全て業者に任せていましたので・・・」というような発言をしていましたし、
 設計の槙先生は、構造と施工の問題と思っているのか、
 一切関わっていないような感じで、コメントすらありません。

 事故から半年近く経って、年も明けた2004年の1月19日に、
 ようやく、事故調査委員会の報告書が出ました。

 私如き一建築士が口を挟むことではないかもしれませんが、
 愛すべき我が地元の新潟での事ですし、岡目八目と言う事もありますので、
 問題提起の意味で、私見を少々書いてみたいと思います。


トップ アイコントップページへもどる
                                          次へ
直線上に配置