| 100: 「仕事」について 
 
  
            | 「専業主婦」は、「仕事」でしょうか?
 主婦業は、掃除や洗濯や食事作りなど、それなりに重労働です。
 しかし、特に、それによって収入は得られません。
 世の「お父さん」達は、「主婦はいいなぁ。遊んでられて」と思っているでしょう。
 トンでもハップン(8分)、歩いて12分ですヨ!
 ・・・私は経験上、「専業主婦」は立派な「仕事」だと思います。
 
 実は、私は今、「主婦業」ならぬ「主夫業」をやっています。
 一応、曲がりなりにも仕事もしていますので「兼業主夫」と称していますが・・・。
 世のお父さんは、「会社の仕事で忙しくて、家事なんか・・・」とかいって、
 飲み会でも会社のゴルフも、みんな「仕事」で、「仕事」は「錦の御旗」です。
 「錦の御旗」なんて書くと古くさいですが、水戸黄門の「印籠」ですね。
 ・・・もっと古いですか。 要するに「仕事」がお父さんの「言い訳」ですね。
 世の男性諸氏は、もっと「家事」をやった方がいいですよ!
 
 前振りはこれ位で、本論(?)に入ります。
 
 私は、建築の設計を「仕事」にしています。約30年になります。
 これまでやってこれたのも、関わって戴いた皆様のお蔭と感謝しております。
 これからは、口幅ったい言い方ですが、少しは恩返しをしたいと思います。
 勿論「仕事」ですから、無料奉仕という訳ではありません。
 ボランティアではありませんので、持ち出し(赤字)では出来ません。
 「入り」と「出」が、トントンくらいであればいいと思っています。
 
 今までだって、「入り」は少なかったですが「好き」でやってきました。
 今更、意に沿わぬ「仕事」をしたくはありません。
 しかし「仕事」をしないと、生活できないという懸念もあります。
 でも、なんとか「糊口を凌ぐ」ことくらいは出来るでしょう。
 
 建築を、「趣味」でやっている訳ではありませんが、
 「実益」を追求するだけの「仕事」は、したくありません。
 こんな程度でも、曲りなりに、これまで生きてこれました。
 50も過ぎて、特にこれ以上「利益」のために働こうとは思いません。
 
 理想を高くすると、「現実の仕事」は遠のくような気もします。
 しかし、たとえ「仕事」が無くて、「建築の設計図」は書けなくとも、
 下手なりに自分の「人生の設計図」が描ければいいかな、と思っています。
 
 
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