93: 「色(カラー)」について
新潟では、このところ「トキメッセの連絡通路崩落事故」と市の「談合疑惑」で
建設業界としては、なんだか悪い事のダブルパンチで、批判はしない主義の
このコーナーでも、心ならずも、ついつい書いてしまいました。
今回は気分を変えまして、「色談義」でもして見ますか。
「色談義」とは言っても、艶っぽい方ではなく、「カラー」の話なんですが・・・。
また「色」といっても「絵画」とかの色ではなくて、「建築」に限定してですが、
私の考えをチョットだけ書かせて戴きます。参考になれば(?)幸いです。
建物で、外部でも内部でも、「どんな色にしたらいいか?」と迷いますよね。
まず、「いい色」とか「ダメな色」はない、ということです。 当たり前ですか?
でも、「この色はいいネ」とか、「この色はヘンだヨ」とかは、言いますよネ。
が・・・、単独の色で「いい色やダメな色はない」、というのが私の考えです。
ただ、「いい組み合せ」や「悪い組み合せ」がある、と言う事だと思います。
もう1つ、建築にとって「ホワイト」は「無色」だ、と思います。 違いますか?
「ブラック」も、まあ似たような意味で「無色」ではあるんですが、
「自己主張のある無色」(?)かな。「グレー」もそれに近いでしょうか。
で・・・、何が言いたいかと言いますと・・・、
どんな色でもいいんです。1色は自分の好きな色を使えばいいと思います。
只、ベーシックな部分は「白にしろ(?)」と、言いたいんです。
まあ、「白」が無難と言う事ですね。「逃げている」と言ってもいいでしょうか。
迷ったら「白にしろ」、と言う事も出来ると思います。要するに、
ガーンと色を付けてカッコイイ、というのは難しいと言う事なんですヨ。
いくつかの色を使って、なおかつ「これはいい」となれば、それが最高です。
しかし、色を多く使ってバランスがいいというのは、相当難しいですよね。
それと逆の話なんですが、TV番組で「白」だけに拘っている人を見ました。
外部も内部も、あっちもこっちも、電化製品も家具も、全て「白しろシロ」です。
そーじゃあないんですよ。白は「ベース」なんですよ。「無色」なんですよ。
もし、「白」が好きなら、逆に何かチョイト「色」を入れた方がいいと思います。
なに色でもいいです。なんにでも合うのが「白」のいいところですから・・・。
その方が「白」のよさが出ます、・・・と私は思いますが・・・。
同じ例えで、「木」の好きな人で、床・壁・天井、全て「木」と言う人もいました。
ウッディでいいんですが、少しうるさいですヨね。圧迫感も出てきます。
例えば壁を、腰上だけでも塗り壁とかにすれば、逆に「木」が引き立ちます。
まあ結局、色は「組み合せ」「調和(バランス)」ということだと思います。
全然参考になりませんでした? 異論・反論ありますか? メール下さいネ。
まぁ、色くらい自分の好きにすればいいですか。それが結論ですか・・・ね。
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