63: 「ローコスト住宅」の本当の意味とは?
たまたま、地元のテレビのCMを見ていましたら、
「我社の住宅は、ローコスト住宅ではありません」なんて言っていました。
「ドッヒャー」と思いましたね。本当の意味とは全く逆に使っている訳です。
本来、「ローコスト住宅」とは、「住吉の長屋」を例にとるまでもなく、
それなりの建築家が、「低予算で作ったけど名建築」、という
いい意味での、「褒め言葉」として使っていると思います。
当然私も、このホームページの中では、「ローコスト住宅」とは
「低予算にもかかわらず良い住宅」という意味で使っています。
ですから、私自身、自分で作った自宅を、「ローコスト住宅です」
なんていうのは、チャンチャラおかしいのかも知れません。
「ローコスト住宅を目指しています」、ということなんです。
ところが、前出の住宅屋さんは、「ローコスト住宅」を
「安作りのダメな住宅」と、全く正反対の意味に解釈している訳です。
しかし、どっちに転んでも、そのCMの会社の作った住宅は、
「ローコスト住宅ではありません」で正解ですね。
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