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建築探訪・その94



            「碌山美術館」 (今井兼次設計)

今回は少々古そうな建物です。「蔦の絡まるチャペル」風ですね。
場所は長野県、信州は穂高の、「碌山美術館」です。
信州3回シリーズの4回目と言うのもチョット変ですが、おまけです。

設計の今井さんは、早稲田の教授でしたかね。
長崎にある、ガウディばりの「26聖人殉教記念館」が代表作でしょうか。
「碌山美術館」は1959年竣工との事で、信州の観光地の1つです。

私がまだ高校生の頃、「パンとあこがれ」という朝の連ドラがありまして、
好きでよく見ていました。1965年頃のことです。古い話ですねェ〜。
で、その登場人物の1人が「碌山・荻原守衛」という彫刻家だった訳です。
主役は、「パン屋」の相馬黒光・愛蔵という夫婦なんですが、パン屋とは
今の「新宿・中村屋」ですね。そこいら辺の話は、臼井吉見の大河小説
「安曇野」に詳しく出ていますが、全5巻のブ厚い本で読むのは大変です。

で・・・、建築バカの私は、いつもは建物ばっかり見ているのですが、
「碌山美術館」には荻原守衛の彫刻を見る為に、何度か行っています。
彫刻の解説は出来ませんが、力強くてド迫力に圧倒される作品です。

      

前回紹介の「安曇野ちひろ美術館」とも、割とすぐ近くの距離にあります。
長野県には、いい美術館が沢山ありますね。「信州1日美術館巡り」で、
疲れたら、ベンチでのんびりお昼寝・・・なんてのもいいでしょうね。

            
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