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建築探訪・その90



         「天地人のフォリー」 (八束はじめ設計)

3回目の「新潟シリーズ」も、今回で最後です。
この回もちょっと変わっていて、フツーの建築とはチョイト違うでしょうか。

場所は、長岡市の「越後丘陵公園」内の、丘の上にあります。
この建物というか建造物は、98年7月頃の竣工らしいのですが、
公園そのものは、まだまだ工事中で、いつ竣工になるか分かりません。

「フォリー」というと、パリのラ・ヴィレット公園のベルナール・チュミの
作品が思い出されますが、どういう意味なんでしょうか?
八束さんの解説では、「庭園にある風変わりなもの」が語源との事です。
解説を聞いても、チンプンカンプンで、よく解かりません。

設計の八束さんは、磯崎事務所出身らしいですが、建築家というより
建築評論家で、なんだか「難しい事を書く人」、という印象があります。
ですから、八束さん設計の実作は、新潟では勿論この1点でしょうが、
全国でも少ないのではないでしょうか? 違っていましたらメール下さい。

丘の上にありまして、火山岩で作ったような登りにくい
階段を、500段くらい登らないとたどりつきません。
特に私の行った日は、日本海側特有の「フェーン現象」
の日でして、気温が37.1度もありました。
途中で休み休み、ハーハー言いながら上りました。
実は、園内には「送迎のバス」がありました(!)。
帰りは勿論、バスに乗りましたね。



建物の用途は、休憩所になっていまして、トイレもあります。
この建物を見るだけで、長岡まで行くのもシンドイですが、
公園は素晴らしい施設でして、1日中でも遊んでいられそうです。
天気のいい日に、子供連れで、弁当持ちで出掛けるのもいいですね。
            

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