「サルナート吉運堂」 (黒川紀章設計) 今回の建物は、黒川さん設計の、「サルナート吉運堂」です。 吉運堂は、新潟の人であれば誰でも知ってる(?)仏壇屋さんです。 「サルナート」とは、確かインドの地名で、仏教の巡礼地でしょうか。 仏壇屋さんとの取り合わせがバッチリのネーミングですね。 1985年の竣工でして、この写真は建ってすぐの12月のものです。 調べましたら、「新建築」誌に載っているのが、86年の「2月号」です。 黒川さんのことは、このコーナーであんまり褒めて書いてませんが、 そうは言っても、かの有名な大「黒川紀章」さんです。 地元新潟で初の黒川作品と言う事で、すぐに跳んで行った訳ですね。 建物は、この頃黒川さんが多用している「格子のフレーム」を基調に、 色としては、これまた愛用の「利休ねずみ」を使っています。 仏壇屋さんですから、白・黒・グレーのネズミ色がドンピシャですね。 場所は、新潟市のお隣、白根市です。 ![]() 国道8号線に面していますから、 すぐに分かります。 この1点だけでの「建築ウォッチング」も 大変ですが、何かの折に寄って見ては、 いかがでしょうか。好き嫌いは別にして、 一見の価値は充分ありますよ。 |