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建築探訪・その84



            「十日町情報館」 (内藤廣設計)

次は、内藤さん設計の「十日町情報館」に行ってみます。
内藤さんの作品は、新潟県ではこれ一点でしょう。貴重な建築ですね。
建物の用途は、「情報館」なんて今風のネーミングですが、図書館です。

再開「新潟シリーズ」では、「キナーレ」・「朱鷺メッセ」・「雪のまちみらい館」と
恐れ多くも、3つ連続で名建築にクレームを付けてしまいました。
しかし、この「十日町情報館」は、建築そのものといい、運営の仕方といい
実に素晴らしくて、文句の付け様がありません・・・ね。

「1回や2回見て、何が分かるか」、という反論もあると思います。
でも、囲碁の格言に、「岡目八目」という言葉があります。
「対局している本人より、脇で見ている方が8目強い」と言う事ですが・・・。
八目強いと言うのは少しオーバーでしょうが、「ちょっと見ただけの方が、
かえってよく分かることもある」という事でしょうか?

また、脱線してしまいました。本論に戻ります。
「十日町情報館」は、内藤さん得意のPC構造ですが、屋根はいつもの
山型ではなく、珍しく(?)フラットタイプになっています。
中に入るとスキップフロアーになっていまして、3層分位下がっていきます。
この、下がっていく吹き抜けの大空間が、
実に気持ちのいいスペースになっていますね。

こども専用のコーナーもありました。
小さなジャイアントテーブル(?)が
とても可愛らしかったですね。
本だけでなく、「紙芝居」が書棚にズラリ
と並んでいまして、凄く 面白そうでした。
 

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