「十日町情報館」 (内藤廣設計) 次は、内藤さん設計の「十日町情報館」に行ってみます。 内藤さんの作品は、新潟県ではこれ一点でしょう。貴重な建築ですね。 建物の用途は、「情報館」なんて今風のネーミングですが、図書館です。 再開「新潟シリーズ」では、「キナーレ」・「朱鷺メッセ」・「雪のまちみらい館」と 恐れ多くも、3つ連続で名建築にクレームを付けてしまいました。 しかし、この「十日町情報館」は、建築そのものといい、運営の仕方といい 実に素晴らしくて、文句の付け様がありません・・・ね。 「1回や2回見て、何が分かるか」、という反論もあると思います。 でも、囲碁の格言に、「岡目八目」という言葉があります。 「対局している本人より、脇で見ている方が8目強い」と言う事ですが・・・。 八目強いと言うのは少しオーバーでしょうが、「ちょっと見ただけの方が、 かえってよく分かることもある」という事でしょうか? また、脱線してしまいました。本論に戻ります。 「十日町情報館」は、内藤さん得意のPC構造ですが、屋根はいつもの 山型ではなく、珍しく(?)フラットタイプになっています。 中に入るとスキップフロアーになっていまして、3層分位下がっていきます。 この、下がっていく吹き抜けの大空間が、 実に気持ちのいいスペースになっていますね。 ![]() こども専用のコーナーもありました。 小さなジャイアントテーブル(?)が とても可愛らしかったですね。 本だけでなく、「紙芝居」が書棚にズラリ と並んでいまして、凄く 面白そうでした。 |