「越後妻有交流館・キナーレ」 (原広司設計) 「建物探訪」も、そろそろ終わりが近づいてきました。 もう1度、地元新潟シリーズを、新作・旧作取り混ぜて何回かやります。 まずは最新作の、原さんの「十日町・キナーレ」です。 「キナーレ」は2003年7月中旬オープンです。私は8月に見てきました。 行こうと思うと天気が悪くて、天気待ちで延ばし延ばしにしていたのですが、 結局、行った時が一番天気の悪い日でした。・・・で、写真も映えません。 詳しくは知りませんが、「キナーレ」は、建設反対派の人が当選したという 市長選もからんで、難産の末にやっとのことで完成したようです。 また、「明石の湯」と言う日帰りの浴場が併設されているのですが、 これも、「要る・要らない」で随分揉めていたようですが、結局作りました。 建築的に言えば、「付属物」の「明石の湯」は無かった方がよかったですね。 中庭の池を中心に、正方形のオープンな建築が、取って付けた「付属物」で 内部・外部のオープンさが全て途切れて、形も中途半端になっています。 また、これは施工の問題でして、設計の原さんの責任ではありませんが、 コンクリートの出来がすごいですね。ジャンカ・コールドジョイント・クラック等 悪い見本のオンパレードです。施工業者は地元なんでしょうか・・・ネ? また又、悪いことばかりズルズル書いてしまいました。悪意はありません。 反論ありましたら、メール下さい。間違っていましたら訂正いたします。 しかし、政治の道具になったり、施工が悪かったりの、悪条件の中で、 それらを全てひっくるめて、「キナーレ」は、素晴らしい建築だと思います。 |