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建築探訪・その81



          「越後妻有交流館・キナーレ」 (原広司設計)

「建物探訪」も、そろそろ終わりが近づいてきました。
もう1度、地元新潟シリーズを、新作・旧作取り混ぜて何回かやります。
まずは最新作の、原さんの「十日町・キナーレ」です。

「キナーレ」は2003年7月中旬オープンです。私は8月に見てきました。
行こうと思うと天気が悪くて、天気待ちで延ばし延ばしにしていたのですが、
結局、行った時が一番天気の悪い日でした。・・・で、写真も映えません。

詳しくは知りませんが、「キナーレ」は、建設反対派の人が当選したという
市長選もからんで、難産の末にやっとのことで完成したようです。
また、「明石の湯」と言う日帰りの浴場が併設されているのですが、
これも、「要る・要らない」で随分揉めていたようですが、結局作りました。

建築的に言えば、「付属物」の「明石の湯」は無かった方がよかったですね。
中庭の池を中心に、正方形のオープンな建築が、取って付けた「付属物」で
内部・外部のオープンさが全て途切れて、形も中途半端になっています。

また、これは施工の問題でして、設計の原さんの責任ではありませんが、
コンクリートの出来がすごいですね。ジャンカ・コールドジョイント・クラック等
悪い見本のオンパレードです。施工業者は地元なんでしょうか・・・ネ?

また又、悪いことばかりズルズル書いてしまいました。悪意はありません。
反論ありましたら、メール下さい。間違っていましたら訂正いたします。

しかし、政治の道具になったり、施工が悪かったりの、悪条件の中で、
それらを全てひっくるめて、「キナーレ」は、素晴らしい建築だと思います。

 

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