「釧路市湿原展望資料館」 (毛綱毅曠設計) 釧路の観光地で有名なものは、沢山あるでしょうが、その1番目が、 「釧路湿原」ではないでしょうか。「丹頂鶴」でも有名ですよね。 「湿原展望資料館」は、その名の通り、「釧路湿原」にあります。 釧路に行った事のある人は、「釧路湿原」には必ず行くでしょうから、 大作の「博物館」は見なくても、「展望資料館」の方は見ていると思います。 形も奇抜ですので、写真を見れば「ああ、これか」と思い出されるでしょう。 形は、湿原に舞い降りる「丹頂鶴」というよりも、「宇宙船」という感じです。 内部は曲線で構成されていて、「胎内回帰」と言う雰囲気です。 「博物館」や「Moo」と比べても、規模はそんなに大きくありませんが、 「反住器」は別として、私は、この「展望資料館」が1番好きです。 ![]() ![]() 毛綱さんとしても、自分の思いがスンナリ出ている「展望資料館」は、 数ある建築の中でも、「代表作」の部類ではないでしょうか。 鬼才毛綱毅曠も、何年か前に他界しました。天才ほど早く亡くなりますネ。 もう、毛綱さんの新しい建築は見れません。貴重な作品ですね。 |