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建築探訪・その51



         「慶長使節船ミュージアム」 (石井和紘設計)

東北方面の続編で、今回は宮城県の石巻に行ってみます。
建物は、石井和紘さん設計の「慶長使節船ミュージアム」です。

石井さんは、このコーナー初登場ですが、
今ではすっかり安藤さんの舞台になった感のある「直島」で、
数々の作品を作り上げてきた事で有名な建築家です。
直島の幼稚園・小学校・中学校から町民体育館などありますが、
「直島町役場」は、ポスト・モダンの代表作のひとつと言えるでしょうか。

赤坂に、石井さんの住宅と事務所がありまして、住宅は10坪の敷地で
「赤坂拾庵」と言うらしいのですが、事務所の方も面白そうでした。
内装の床材やブラインドは、サンプルで出来ていて色とりどりです。
説明用のカタログが要りませんね。 面白い考え方ですよね。

              
「スタジオ赤坂楼」

でも、建物の前を通っただけなんで、ほんの印象記なんですが・・・。

で、本論の「慶長使節船ミュージアム」の話ですが、
江戸時代に、伊達藩の支倉常長がヨーロッパまで行った「船」が主役です。
建物は海岸の湾に沿って、「いかに目立たなくするか」が主題のようです。
これまた、面白い考え方ですよね。(左写真の、船の左が建物です。)
公共ですが、テーマパーク風になっていまして、子供連れで楽しめます。

タクシーで行ったんですが、「慶長使節船ミュージアム」とか「支倉常長」
と言っても通じませんでした。地元では、「サンファン館」の方が通じます。


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