「慶長使節船ミュージアム」 (石井和紘設計) 東北方面の続編で、今回は宮城県の石巻に行ってみます。 建物は、石井和紘さん設計の「慶長使節船ミュージアム」です。 石井さんは、このコーナー初登場ですが、 今ではすっかり安藤さんの舞台になった感のある「直島」で、 数々の作品を作り上げてきた事で有名な建築家です。 直島の幼稚園・小学校・中学校から町民体育館などありますが、 「直島町役場」は、ポスト・モダンの代表作のひとつと言えるでしょうか。 赤坂に、石井さんの住宅と事務所がありまして、住宅は10坪の敷地で 「赤坂拾庵」と言うらしいのですが、事務所の方も面白そうでした。 内装の床材やブラインドは、サンプルで出来ていて色とりどりです。 説明用のカタログが要りませんね。 面白い考え方ですよね。 ![]() ![]() でも、建物の前を通っただけなんで、ほんの印象記なんですが・・・。 で、本論の「慶長使節船ミュージアム」の話ですが、 江戸時代に、伊達藩の支倉常長がヨーロッパまで行った「船」が主役です。 建物は海岸の湾に沿って、「いかに目立たなくするか」が主題のようです。 これまた、面白い考え方ですよね。(左写真の、船の左が建物です。) 公共ですが、テーマパーク風になっていまして、子供連れで楽しめます。 タクシーで行ったんですが、「慶長使節船ミュージアム」とか「支倉常長」 と言っても通じませんでした。地元では、「サンファン館」の方が通じます。 |