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建築探訪・その50



           「リアス・アーク美術館」 (石山修武設計)

記念すべき(?)50回目は、石山さん設計の「リアス・アーク美術館」です。
「リアス」というと「岩手県」の印象ですが、宮城県の気仙沼市にあります。

私は、新潟から上越新幹線を大宮で乗り換えて、東北新幹線を乗り継いで、
一関を経由して、JR大船渡線で行きました。結構時間がかかりました。
今回の石山さんの3回シリーズは全部宮城県ですので、私はその時々で
バラバラで行ったのですが、3ヶ所纏めて見ることも出来ますね。

で・・・、「リアス・アーク美術館」なんですが、
東北地方の石山さんの建築としては、これが代表作だと思います。
と言って、私が勝手にそう思っているだけで、違うかもしれませんが・・・。

「リアス・アーク」という海系の名前の割には、小高い丘の上にあります。
だだ、美術館を一通り見て廻って、アプローチと反対側の全面ガラスの
デッキに出ますと、突然ストーンと、リアス式の入り組んだ海岸が見えます。
結構感激します。石山さんの仕組んだ、効果的な演出なんでしょうね。

建物は鉄骨造ですが、これまたありきたりのフツーの鉄骨造ではなくて、
フラット・バーとプレートの組合せで出来ています。(右の写真の赤い部分)
建築ではなく、造船専門の鉄骨屋さんが工事を担当したとのことです!
屋根は船の底みたいになっています・・・。 これぞ本物の船底天井ですね。


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