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建築探訪・その38



           「雲洞庵・仏舎利塔」 (鈴木恂設計)

雲洞庵は、新潟県の塩沢町にある有名な禅寺です。
本堂は大きくて立派で、格式もあります。
観光バスも行くくらいですから、行った事がある人も多いでしょう。

しかし、雲洞庵に行っても、この仏舎利塔まで見る人は、
ほとんど、いないんじゃあないでしょうか・・・ね。
本堂に向かって左側の奥の奥に、この建物はあります。
雲洞庵に行って、この仏舎利塔を見なかったら、徒然草の
「仁和寺の法師」みたいなものですヨ。 ・・・ちょっとオーバーですか。

鈴木さんも2度目の登場です。前が竜谷寺ですから、お寺ばかりです。
鈴木さんはコンクリートの住宅で有名で、お寺は珍しいんでしょうけどね。

で、仏舎利塔の件ですが、これはもう本当に小品です。
外部はサイコロを斜めにしたような方形で、内部は球形になっています。
直径で二間(3.6m)くらいでしょうか? ぐるりと棚になっています。
棚には、位牌(?)がずらりと並んでいます。壮観です。

汚れたコンクリートの階段には、スチールの手摺が片方だけありました。
もう片方の手摺は取れて、基礎の所に放り投げてありました。
大雲洞庵さん、管理はしっかりして下さいヨ。
随分前のことなので、もう直っているでしょうか? 両方共ないかな・・・。


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