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試してガッテン・その17

フレーム
私は、住宅もそこそこ設計してきましたが、事務所や工場等の、
いわゆる企業の設備投資関係の建物も数多く設計してきました。

そんな設備投資関係の建物は、いくらお金がかかってもいいという
税金で建てているカッコイイ公共建築とは全然違いまして、
民間ですから、まず投資に見合うだけの収入を見込めなくては
建築しません。必然的に、安さを追求する建物になります。
すると大抵、屋根・外壁は亜鉛鉄板でした。いわゆるトタンです。

今は鋼板も進歩しまして、ガルバリウム鋼板が一般的です。
ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金とのことです。
安さの割りに、今までの亜鉛鉄板より錆に強いという謳い文句です。
安いとは言っても、○○ホームや○○ハウスの外壁で使っている
サイディングより、もしかしたら高いかもしれませんけどね・・・。
ガルバリウム鋼板は、バラック感覚ですが、割と人気もあるようです。

基本は銀ねず色の小波の横張りですが、階段はRの関係もありまして
スパンドレル縦張りとしました。色はネイビーブルーです。
厚さは0.4mmを使いましたが、0.5mmあたりがいいかもしれません。

小波は釘頭が見えて、これでしょうがないかなと思っていたのですが
スパンドレルの縦張りは釘頭も見えなくて、うまくおさまってます。
少々研究不足でした。又、水切りやコーナーも、もう少し研究の余地が
あるようです。これは、研究不足より予算不足かもしれませんが・・・。

雨の時は少々うるさいです。霰(あられ)の時はもっとひどい。
長短相半ばという所です。私は好きですが、誰にもは勧めません。

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ガルバリウム鋼板の屋根・外壁

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左:スパンドレル縦張り  
右:銀白色の小波横張り

手摺の緑はアニマルネット