試してガッテン・その13
「Y&Yハウス建棟記」というコーナーでも少し書いたのですが、
今回は、壁・天井のほとんどを「珪藻土仕上げ」としました。
和室は今までも、京壁やジュラク壁等の塗り壁がありましたが、
洋室では大抵、石膏ボード下地のビニールクロス仕上げでした。
建築家と言われる人は、安易にビニールクロスは使いません。
石膏ボード下地でも寒冷紗にペンキ塗りや吹き付け仕上げで、
あとはコンクリート打ち放しや板張りとかでして、決してV・クロス
なんて使いません。もう建築家の意地なんでしょうかね。
○○ハウス、○○ホームとなると、ほとんどV・クロスのようです。
壁・天井の仕上げは、本物かどうかの「踏み絵」でしょうか?
だからと言う訳でもないのですが、今回は珪藻土仕上げです。
珪藻土も、このところ結構一般的になってきたようです。
ただ、私は住宅もそこそこ作っているのですが、初めてでした。
「塗り壁はヒビだらけになるよー」と、おどされたのですが、
まあ、コーナーや見切りの箇所で一部ヒビ割れが出ていますが、
荒っぽい仕上げを目指していたので、それほど気になりません。
「キレイキレイ」が好みの方は止めた方がいいかも知れませんね。
臭いに対する吸臭性は、データーがありませんが、湿気に対する
吸湿性はすごくいいようです。汚れに対してはV・クロスより弱い
でしょうか。総合評価としては、お勧めの仕上げ材だと思います。
珪藻土の塗り壁
またまたよく解らない写真ですが・・・
左:塗り壁(波型) 右:鉄骨柱(ペンキ)